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・・・漢方ってなに?
・・・「気・血・水」の3要素について
・・・漢方は4つの方法で診察します
・・・五味と五臓の深い関係






◆漢方の基本◆
漢方では、わたしたちのからだは、「気・血・水」の3要素によって構成されていると考えます。この気血水のバランスを維持することが健康にとって必要であり、足りないものは補い、過剰なものは取り除いて、過不足のない状態にもってゆくことが漢方治療の原則です。かたよりのない状態こそ、気血水のめぐりが最大限に発揮され、自然治癒力が一番高まります。
気血水のめぐりが止まると、そこに病気(症状)が現れます。
漢方では、病名で治療するのではなく、現れた症状により、気血水のどのめぐりが異常なのか?を判断します。





◆漢方の「気・血・水」◆
「気」(き)とはからだのエネルギー源のことです。
気は人間のからだの中をめぐっているもので、それがどこかで停滞すると、病気になったり、症状が出る、と考えます。

「血」(けつ)はのことです。
血の流れが滞ると、「お血」を招きます。お血とは、血のめぐりが悪く、血液がドロドロになっている状態のことです。

「水」(すい)水分のことです。
食べ物や飲み物が体内で消化され、吸収される栄養分も「水」に入ります。 体内の水分には、血液中の水分や肌の保湿水分など体に利用される有益なものと、尿や汗などの体外に排出されるべき利用できない水分の2種類があります。この不必要な水分がうまく排出されずに体内に溜まってしまうと「水毒」となって体に悪影響を与えます。






◆4つの診察法 〜人間の五官に頼る診察◆
多くの症状を的確に判断するために、漢方では、下記の4つの方法で診察します。

@望診(ぼうしん)
患者を望み見て、血色、体つきの強弱、舌の状態などから診察します。

A聞診(ぶんしん)
声,咳,呼吸音などの音を聞き,さらに口臭や体臭の匂いなどにより診察します。

B問診(もんしん)
患者の話を聞き、また本人の自覚症状などから診察します。

C切診(せっしん)
患者の体に直接触る方法で,脈やお腹の状態を見るなどして診察します。






◆薬食同源・・・五味は五臓を養う
中医学では、食物をその働きによって五味に分類しています。五臓を養う五味は、過不足になると逆にその臓腑を悪くします。また、食べ物には同じ味の中にも体を冷やすもの、温めるもの、どちらにも片寄らないものがあります。


五味と五臓のつながり
赤色は、「温熱性の食べ物」(体を温める:元気をつける)
青色は「寒涼性の食べ物」(体を冷やす:鎮静作用)
「酸味」は、血液の流れをさらさらにする作用があります。
酸っぱい食物は、「肝」を養います。肝は目、筋に反映します。
肝は血を貯え、血流量をコントロールして、また、精神の調整を
はかる働きもあります。
酢・モモ
レモン・ミカン・ゆず・トマト
青梅・りんご・ぶどう
ヨーグルトなど
「苦味」は、炎症をおさえる作用があります。
苦い食物は、「心」を養います。
心は舌、顔色に反映します。
らっきょう・コーヒー
ごぼう・たけのこ・ビール
ぎんなん・クロレラ
「甘味」は、調和、補う作用があります。
甘い食物は、「脾」を養います。
脾は、消化吸収や栄養物、水分を全身に運びます。
牛肉・鶏肉・エビ・かぼちゃ
レンコン・ハモ・ナマコ

バナナ・みかん・大根・きゅうり
なす・ほうれん草・にんにく(加熱)

砂糖・ハチミツ・豚肉・大豆
「辛味」は、発散作用と循環をよくし温める作用があります。
辛い食物は、「肺」を養います。
肺は、皮膚、鼻に反映します。
とうがらし・にら・わさび・酒
コショウ・山椒・にんにく(生)

大根
かぶら・さといも
「鹹味」(塩辛み)は、ものを和らげ、潤す作用があります。
塩辛い食物は、「腎」を養います。腎は骨に反映します。
腎は、成長、発育、生殖、知能、老化に関わり、体液の代謝を
調整します。
なまこ
あさり・しじみ・海草・みそ・
しょうゆ・塩

カルシウム剤


これらの五味は、それぞれが五臓につながっているだけでなく、
酸味には甘味、甘味には鹹味、鹹味には苦み、苦みには辛味、辛味には酸味
制御しあうことによって、互いの行き過ぎを防ぎ、バランスを保っています。
自分の体質に合わせて、バランスよくとるように心がけましょう。





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